2026/10/16 15:24

腕時計に「24時間表示」があっても、それだけで別の地域の時刻を表示できるGMT時計とは限りません。24時間表示は一日を24時間で読むための表示、GMT機能は異なる時間帯の時刻を同時に確認するための機能です。似た針や目盛りでも、何を示せるかは時計の仕様によって変わります。

JOHNNYROGERのRoiにも、公式商品ページに24時間表示の記載があります。ここでは一般的な表示の仕組みと、商品説明で確認したいポイントを整理します。

12時間の時針と24時間針は回る速さが違う


一般的なアナログ時計の時針は12時間で1周します。午前9時も午後9時も、時針は「9」の位置です。一方、24時間で1周する針を24時間目盛りで読めば、午前9時は「9」、午後9時は「21」と区別できます。

同じ一日の間に、通常の時針は2周、24時間針は1周します。この回転周期の違いは、セイコーの公式解説でも確認できます。セイコー公式の24時針解説

ただし、目盛りの配置や表示方法はモデルごとに異なります。動画の「24を上、12を下に置いた文字板」は理解を助けるための模式図で、Roiの文字板を再現したものではありません。

GMTで確認するのは別の時間帯


GMT時計では、メインの時刻に加えて、別の時間帯の時刻を同時に確認できます。たとえば東京が21時のとき、UTC(協定世界時)は12時です。このように異なる時間帯を並べて読むのが、動画で示すGMTの例です。NICTによる日本標準時の解説

24時間針がメインの時刻と同じ時間帯を示しているなら、午前・午後を見分ける助けになります。その針があるというだけで、別の時間帯を設定できるとは判断できません。

また、GMT時計の調整方式も一つではありません。24時間針を個別に動かす方式だけでなく、通常の時針を個別に動かす方式もあります。「24時間針だけを動かせないからGMTではない」と決めつけず、説明書で表示できる時間帯と設定方法を確認しましょう。シチズン公式のGMTウオッチ解説

Roiの24時間表示について確認できること


Roiの公式商品ページには、型番JRRG8007/JRRB8014の機能として、パワーリザーブ、24時間表示、カレンダーが記載されています。

一方、今回確認した商品説明には、第二時間帯の表示やGMT機能、24時間表示の独立調整についての説明はありません。そのため、この記事ではRoiをGMT時計として紹介せず、具体的な針の連動や操作方法も断定しません。操作前には、付属の取扱説明書や販売店への確認が必要です。

商品説明で見る三つのポイント


- 何を表示するか:同じ地域の午前・午後を区別する表示なのか、別の時間帯も同時に読めるのか。
- どう読み取るか:24時間の目盛りはどこにあり、どの針や表示と対応するのか。
- どう設定するか:どの表示を個別に調整できるのか。リューズの段数や回す方向は、そのモデルの説明書で確認する。

販売店に尋ねるなら、「この24時間表示はメインの時刻と連動しますか。別の時間帯を設定できますか」と質問すると、知りたい違いを伝えやすくなります。

24時間表示とGMTの見分け方は、針の本数や見た目よりも、表示できる時刻と設定方法を確かめることです。Roiの商品情報を見る

40秒の図解動画について


動画では、一日の回転数、午前9時と午後9時の違い、東京とUTCの同時表示を順に比べます。仕組みを説明する模式図であり、Roiを含む実機の設計図・操作手順ではありません。時間の経過は短縮して表現しています。