2026/10/16 19:14

腕時計の「3ATM」は、一般に3気圧防水を示す表示です。「水深30mまで着けたまま潜れる」という意味ではありません。数字から使用できる水深を決めず、時計ごとの取扱説明書で、使える場面を確認することが大切です。参考:エンジェルハート公式取扱説明書「防水性について」(https://angelheart.itembox.cloud/item/manual/202310.pdf#page=3)

3気圧防水は、日常の水滴を想定したもの


日本時計協会は、2〜3気圧の日常生活用防水を、汗や洗顔時の水滴、雨などに耐えるものとして説明しています。一方で、水仕事、水泳などの水上スポーツ、素潜りや潜水には使用しないよう案内しています。日本時計協会の防水区分と注意事項(https://www.jcwa.or.jp/time/qa/qa08.html)

つまり、「少し水がかかること」と「水の中で使うこと」は分けて考えます。浅いプールなら大丈夫、短時間の水泳なら問題ない、と数字だけで判断することはできません。これらは一般的な区分の説明であり、特定モデルの使用条件を保証するものではありません。

防水を支えるパッキンにも注意


防水時計には、ガラス、裏ぶた、リューズなどの部分に、水の浸入を防ぐパッキンが使われています。ケースの金属部分だけで水を防いでいるわけではありません。日本時計協会「時計の防水」(https://www.jcwa.or.jp/time/knowledge/waterproof.html)

また、パッキンは長く使ううちに劣化し、防水性能が低下することがあります。購入時の表示だけで、何年たっても同じ状態だと考えず、点検について販売店に相談しましょう。セイコー公式の防水性能・点検案内(https://www.seikowatches.com/jp-ja/customerservice/operation_care/waterproof)

水に触れる前に確認したいこと


一般的な取り扱いでは、次の点に注意します。

- シャワーや入浴の前には時計を外す。3ATMという表示を、温水や蒸気にも対応する意味で受け取らない。
- 蛇口の水を時計に直接当てない。手洗いのときも、流水の下に時計を入れないようにする。
- 時計や指が濡れている間は、リューズやボタンを操作しない。水が付いたら、柔らかい乾いた布で拭き取る。

セイコーも、入浴・サウナ、直接の流水、濡れた状態での操作に注意を促しています。石けんや温泉成分などが、防水性能の低下につながることもあります。セイコー公式の取り扱い上の注意(https://www.seikowatches.com/jp-ja/customerservice/operation_care/waterproof)

Roiの商品情報で確認できること


JOHNNYROGER「Roi」の公式商品ページでは、JRRG8007/JRRB8014の防水仕様を「3ATM」と記載しています。付属品には取扱説明書も掲載されています。Roiの公式商品情報(https://www.johnny-roger.com/items/22738181)

ただし、今回確認した商品説明だけでは、個別の使用条件や防水構造の詳細までは分かりません。本記事の一般的な注意事項を、Roi専用の説明書の代わりにはしないでください。使用前に付属の説明書を読み、不明な点は型番と使いたい場面を伝えて販売店に確認しましょう。

図解動画の見方


動画では、防水表示の読み方と、パッキンが水の浸入を防ぐ役割を模式図で説明します。実機の設計図や試験映像ではなく、Roiの内部構造を再現したものでもありません。分解図は、密封部品の役割を示すために簡略化しています。

3ATMを読むときのポイントは、潜れる深さに置き換えず、用途と取り扱い上の注意をセットで確認することです。